<特別編> 走り始める前に


走る場所

 とりあえず、道があれば走ることは可能です。どこでも走れるということです。
 大きな公園などが近くにあると便利ですが、長い時間走る場合は道路を走る方が飽きないで走ることができます。

 道路を走る場合は、例えば30分なら、スタートして15分行ったところでUターンして同じ道を戻ってくればOK。行きと帰りでは意外と景色が違うもの。飽きずに楽しめるでしょう。
 ただし、道路を走る場合は、車や歩行者に注意! ランニング中の事故は結構多いようです。周りに気を配り、車や歩行者の動きを読んでよけることが必要です。

 室内(トレッドミル=ランニングマシン)は時間やスピードが正確に把握できます。
 しかし、普通に外で走る場合と比較すると、ヒザ下の筋肉があまり使われないのが特徴。傾斜がつけられるマシンであれば、ヒザ下の筋肉を使うために2〜3%の傾斜をつけると良いでしょう。

服装

 特にこれでなければというものはありませんが、Tシャツ・短パンが基本で、気候・気温などによって選んでいきましょう。気分よく走るために、格好から入ってお気に入りのウエアで走るのもいいのではないでしょうか。

上:ランニングシャツ、半袖Tシャツ、長袖Tシャツ
下:ランニングパンツ(インナー付きのもの)、ジョグパン(ゆったりめのボックス型、インナー付)、スパッツ(短いものから、フルレングスまで)
靴下:ランニング用の短い薄手のもの、裏に滑り止めがついているもの

 これからの季節、寒ければ、ウインドブレイカーを上に着ます。
 また、夜に外を走る場合は、ウエアの色は明るめのもので。リフレクター(光を反射するもの)が付いたウエアやベルトを身に着けると安全です。

シューズ

 ランニングシューズが大原則。「走る」競技だからといって、バスケットやテニス用シューズやサッカーのスパイクではダメです。
 ランニング専門のスポーツ店で店員にフィッティングしてもらうのが一番でしょう。

 一人ひとり足の形が違うので、必ず試し履きをすること。履いてみて、つま先にわずかに(0.5〜1cmほど)余裕があるかチェックします。必ずヒモを通して、フィット感をみます。また、足の幅のサイズ(E〜4E)も確認しましょう。

 両手でシューズのつま先とカカトを持って曲げてみます。ちょうど足の指が曲がる辺り(つま先から3分の1くらい)のところで曲がると良いです。

 初心者はクッション性のあるものを選びましょう。ソールの薄いごく軽量のものは、かなり速いランナーのレース用です。お店の人に自分の走歴や練習量を話すと良いでしょう。

 できれば、2〜3足で履き回すと長持ちします。外用と室内用で使い分けるのは、当然のマナーですよ。


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